8月3日のミヤネ屋でジャーナリストの鈴木エイト氏が「”賛同会員“って初めて聞きました。週刊文春が井上義行議員を直撃したときに、そういう言葉を作ったのではないかとみています」との発言をしたが、これは誤りです。
検証対象
8月3日のミヤネ屋でジャーナリストの鈴木エイト氏が「長年、統一教会の取材してきましたけど”賛同会員“って初めて聞きました」「週刊文春が井上義行議員を直撃したときに、そういう言葉を作ったのではないかとみています」との発言をした。
この発言がTwitterで拡散され、1000RT以上されている。
検証
統一教会ホームページ
浜松北家庭教会のホームページに賛同会員の記載がある。このページのアーカイブで最も古いものは2020年9月20日のものが確認できる。

統一教会系出版社ホームページ
2019年3月9日に公開された記事にて賛同会員の記載がある。
祝福結婚式に参加するためには、世界平和統一家庭連合(家庭連合)の 「正会員」もしくは「賛同会員」になることが必要です。
かつては正会員のみでしたが、1992年以降の祝福結婚式は、家庭連合の信仰ではなく、イスラム教(イスラーム)やキリスト教など他宗教・他教派の信仰を持っている人も参加することができるようになりました。
まさに、「超宗教祝福結婚式」ということです。ですから、改宗をしなくても、真の父母を受け入れ、家庭連合の趣旨を理解して賛同会員になることは必要です。
やや日刊カルト新聞
発言をした鈴木エイト氏自身が主筆を務めるサイト「やや日刊カルト新聞」に賛同会員の記載がある。
2013年5月26日「統一教会が正体隠し勧誘の証拠を“うっかり”公開」
統一教会系出版社の光言社が発行しているという中和新聞を引用する形で記載がある。
名簿は「実践会員、未祝福会員、礼拝会員、家庭礼拝会員、教育必要、賛同会員、教会を証し─信頼関係のある人、教会を証し─信頼関係のない人、教会を証していない信頼関係のある人、教会を証しておらず信頼関係もない人」と十段階に分け、一人一人のランクを少しでも上げていけるように取り組んでいます。

2017年5月12日 「「個人的に書写の仲間作りをしているだけ」「伝道ではない」池袋で統一教会(家庭連合)信者グループが偽装勧誘」
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への質問文の中に家庭連合の発刊物を引用する形で「賛同会員」という言葉が出てきている。
家庭連合の発行物を見ると「心の書写会」「自叙伝書写伝道」「書写大会新規参加した人々を導入原理講座に動員した後、原理セミナーにつなげ正会員に」「家庭書写会につなげ、賛同会員に」「書写伝道は外部伝道の手段」などの文言が散見できます。

有田芳生氏
統一教会に詳しい有田芳生議員は賛同会員の存在を認めている
ファクトチェックの判定
判定
誤り
判定理由
少なくとも2013年から賛同会員という言葉が使用されており、「週刊文春の取材時に作られたものではないか」という鈴木エイト氏の主張の根幹事実には誤りがある。
この記事はFIJのレーティング基準に基づいて作成しております。
コメント
コメント一覧 (2件)
賛同会員の存在を認めているはずの有田が「(賛同会員の事を)初めて知った」と言ったそうです。動画ツイート https://twitter.com/kanzakimona/status/1565384337301708801
賛同会員の存在を認めている有田が「(賛同会員の存在を)初めて知った」と言っているようです。どういうことでしょう?? 動画ツイート→ https://twitter.com/kanzakimona/status/1565384337301708801